沖縄県立高校入試ナビ Presented by JUKEN CAMP
中学生になったら、まず知っておきたいこと。

沖縄県立高校入試が、
ここだけでぜんぶわかる。

特色選抜一般選抜のしくみを、図とことばでやさしく。
通知表の数字から内申点を、模試の偏差値を足せば合格可能性まで、その場で。

令和9年度 学力検査

つかいかたは、3ステップ

大事なのは、この3つ

中1から内申点は3年間の
合計。技能教科は
1.5倍で計算
2025年〜全員が受験推薦入試の廃止で
学力検査の
免除なし
原則5:5内申点と
学力検査の比重を
原則5:5で評価

受験生の「いま」

あなたは、いま何年生?(タップで切り替え)

はじめに

新制度、まずこの3つだけ。

細かいルールはあとから。最初に押さえるのはこの3点です。

POINT 01

推薦入試が「特色選抜」に

中学校長の推薦は不要になり、自分の意思で出願できる自己推薦型へ。部活・生徒会・資格などの実績や意欲をアピールできます。

POINT 02

全員が学力検査を受ける

特色選抜に出願する人も、5教科の学力検査(300点満点)は必須。「推薦で早めに決まって勉強終了」はなくなりました。

POINT 03

検査1回で、判定は複数回

特色選抜で届かなくても、同じ得点で一般選抜の判定に自動的に回ります。さらに定員割れ校では2次募集も。

1/9|以前との違い

受験の「常識」は、こんなに変わった。

保護者の方が受験したころの「あたりまえ」は、いまは通用しないものが少なくありません。まずは家族で、いまのルールにイメージを合わせるところから。

かんたんに言うと

一発勝負 → 3年間の積み重ね × チャンス最大3回 に変わりました。

以前いま
推薦入試中学校長の推薦が必要。一部の生徒だけの制度「特色選抜」に。推薦はいらない。だれでも出願できる(2025年春〜)
早期合格の有無あった。推薦なら本番(学力検査)より前・1月末ごろに合否が出て、受かれば学力検査を受けずに進路が確定したなくなった。特色選抜も全員が3月の学力検査を受け、合否は一般選抜と同じ3月17日に発表。学力検査の点数も合否に使われるため、本番より先に合格を決めて回避することはできない
チャンスの回数実質、本番一発勝負特色 → 一般 → 2次募集で最大3回
通知表のつき方相対評価。「5」はクラスで決まった人数だけ絶対評価。提出物・小テスト・授業の取り組みが評定に直結
テスト中間・期末の一発勝負単元テストに切り替える中学校も。ふだんの積み重ねが内申に
出願・合格発表紙の願書。発表は学校の掲示板Web出願(2024年秋から)。合格発表もWebで朝9時に確認
学費公立も授業料あり。「私立=高い」公立は実質無償。私立も年45万7,200円まで支援(2026年度〜・所得制限なし)

だからこのサイトは、当日点の前に、まず内申点の計算から始まります。

さっそく内申点を計算してみる
2/9|日程

入試はいつ?──日程と1年間の流れ

本番の日付と、そこから逆算した1年間の流れです。「いま、なにをする時期か」がひと目でわかるように。(残り日数は、ページ上部のカウントダウンに出ています。)

かんたんに言うと

本番は3月3日(水)・4日(木)の2日間。倍率を見てから動けるのは一般選抜だけです。

中3の1年間(年間スケジュール)

  1. 夏まで(4〜8月)

    学校説明会・体験入学のシーズン。令和8年度の一覧は県HPで公開済み(5月26日掲載)。志望校を「見て」決める時期。

  2. 秋(9〜10月)

    実施要項と、特色選抜の校別の要項(求める生徒像・検査内容・募集枠)が公表され、入試の正式日程もここで確定します。配慮願いなどの事前申請も動き出す時期。

  3. 11〜12月

    三者面談で志望校をしぼる。プレ入試。私立はこの時期に出願が始まります。

  4. 1月

    私立入試の本番。県立はWeb出願の準備期間。1月中旬ごろには、校内の面談で出願校を最終決定することが多い(時期は学校により前後します)。

  5. 2月

    県立の出願(特色+一般をセット)。初回の志願状況(倍率)が2月上旬に公表され、志願変更(一般選抜のみ・特色は変更不可)を経て、最終志願状況が2月中旬に確定します。(令和8年度の実績:出願2月2〜3日 → 初回の倍率2月3日 → 最終志願状況2月17日)

  6. 3月3日(水)・4日(木)

    学力検査・面接(2日間)。特色選抜の実技・学校独自検査も、この2日間に行われます。

  7. 3月17日(水)

    合格発表(特色・一般とも同じ日)。Webは午前9時から見られます。

  8. 3月27日(土)

    定員割れの学校で2次募集(出願→面接等)。この日に合格発表があり、入試はここで一区切りです。

上の3月の日付は令和9年度の確定日程です。出願・志願変更など2月までの日程は、毎年秋に県教育委員会が発表します(カッコ内の前年・令和8年度は参考の目安)。最新の日程は必ず県の入試情報ページでご確認ください。

学力検査の時間割(令和8年度実績・例年この形)

1日目
国語10:00〜10:50
理科11:15〜12:05
昼食55分
英語(聞き取り検査あり)13:15〜14:05
2日目
社会10:00〜10:50
数学11:15〜12:05
昼食55分
面接13:15〜 時間は学校で異なる

各教科50分。面接の時間・進め方は学校によって異なり、特色選抜の実技・学校独自検査などもこの2日間に実施されます。会場は原則として志願先の高校(広域の学校は委託・出張検査場あり)。

当日の持ち物(令和8年度実績)

  • 持っていく

    HB以上の濃さの黒えんぴつ か シャープペンシル(和歌・格言が印刷されたものはダメ)/プラスチック製の消しゴム/定規(三角定規もOK)/コンパス

  • 机に置ける

    えんぴつキャップ・えんぴつ削り(電動・大型・ナイフ型はダメ)/時計(辞書・電卓・通信機能つき端末・ウェアラブル端末・キッチンタイマー・大きいものはダメ)/メガネ/ハンカチ(無地のタオル)/目薬/ティッシュ(袋・箱から中身だけ出す)

  • 使えない

    分度器/分度器機能つき定規/三角スケール

令和9年度版は、実施要項の発表後に更新します。

学力検査のなかみ(配点)

国語・社会・数学・理科・英語の5教科、各60点×5教科=300点満点。各教科には記述式の問題が10点ぶん(5教科で計50点)含まれています。

そして、特色選抜は記述式を除いた250点一般選抜は記述式を含む300点で評価されます。記述の出来が「一般選抜でだけ」効いてくる構造です。

記述式の配点は令和8年度実績(各教科10点)。出題箇所は年度ごとに変わるため、最新の発表をご確認ください。

平均点はどれくらい?(5教科合計300点満点)

平均は、だいたい150点くらい。「半分とれたら、まんなか」です。満点を取る試験ではありません——直近5年の最高点でも284〜288点です。

教科ごとの平均点を、年度別に見る
実施年国語社会数学理科英語5教科
2026年3月
令和8年度
集計中(公表され次第ここに掲載します)
2025年3月
令和7年度
34.330.631.435.829.9162.5
2024年3月
令和6年度
30.729.830.325.428.3144.6
2023年3月
令和5年度
35.532.030.529.732.1159.9
2022年3月
令和4年度
34.932.232.030.127.9158.1

各教科60点満点。2025年3月から「全員が学力検査を受ける」制度になり受検者の層が広がったため、前の年度との単純な比較には注意。出典:誠伸社(県立高校入試平均点)。令和8年度(2026年3月実施)は集計中です。

いま、なにをする?(学年別)

中1・中2

内申は3年分の合計。いまの通知表が、もう入試の持ち点です。提出物・小テスト・実技4教科(評定×1.5)をていねいに。

内申点を計算してみる →
中3・夏まで

説明会・体験入学で志望校を「見て」決める。プレ入試や模試で現在地を知り、基準との距離を測る時期。

合格判定で距離を測る →
中3・秋から

特色選抜の校別要項をチェック。配慮願いなどの申請もこの時期。12月〜私立、1月に県立の出願へ。

学校データで倍率を見る →
3/9|仕組み

合否はこう決まる。

沖縄県立高校入試の合否は、大きく「調査書(内申点)」と「当日の学力検査」の2本柱です。

かんたんに言うと

持ち点は2つだけ。内申165点(3年分の通知表)+ 当日300点(5教科)。

① 内申点 — 3年間の通知表が「持ち点」になる

内申点(調査書点)は、中1・中2・中3の通知表の評定(5段階)から計算されます。沖縄県の特徴は、音楽・美術・保健体育・技術家庭の実技4教科が1.5倍で計算されること。そして3学年すべてが同じ重みで合計されることです。

5教科 × 評定525
実技4教科 × 評定5 ×1.530
1学年あたり55
× 3年分
内申点の満点165

※評定がオール2なら66点、オール3なら99点、オール4なら132点、オール5なら165点。中1の成績も中3とまったく同じ重みで効きます。テストの点だけでなく、提出物や授業への取り組みも評定に反映されます。

平均評定は おなじ4.0Aさん
5教科が得意
Bさん
実技4教科が得意
内申点(3年合計)130.5点135.5点

おなじ「平均4.0」でも、実技4教科の×1.5で5点の差。実技をおろそかにしない——沖縄の内申の鉄則です。

自分の内申点を計算してみる →

② 当日の学力検査 — 5教科300点。比重は原則5:5

学力検査は国語・社会・数学・理科・英語の5教科、各60点の300点満点(2日間で実施・全員に面接あり)。一般選抜では、調査書(内申)と学力検査等の成績を原則5:5の比重で評価します。

同じ重み(5:5)でも、内申のほうが1点は大きく効く。内申1点 ≒ 当日点1.8点ぶんです。

満点は内申165点・当日点300点です。重みが同じでも満点の小さい内申のほうが1点は大きく効き、内申1点はおよそ当日点1.8点ぶん(300÷165≒1.8)。内申は中1から先に積んでおける得点なので、高いほど、必要な当日点が下がります。

※一部の高校は 4:6(学力重視) など比重を変えています(この場合、内申1点は当日点およそ1.2点ぶん)。比重の一覧は例年9月ごろ、県教育委員会が学校ごとに公表します。理数系学科などでは特定教科の得点を高く扱う「傾斜配点」を行う場合もあります。

③ 「特色選抜」と「一般選抜」— 2つの選抜のちがい

2025年春の入試から、従来の推薦入試に代わって特色選抜が始まりました。特色選抜は一般選抜とセットで出願します(特色だけの受験はできません)。しかも、特色と一般で別々の高校に出願してもOKです。

特色選抜一般選抜
出願本人の意思で出願(校長推薦は不要)。出願要件あり
高校ごとに平均評定・出席状況などの要件を設定
だれでも出願可。同一校の他学科に第2志望も出せる
志願変更できない
出願後の取り下げ・変更は不可
条件つきでできる
倍率1.0超の学科からのみ(定員ちょうど・定員割れは不可)。第2志望の変更は倍率に関わらず可
募集枠定員の一部(学校・学科ごとに設定。例:那覇高校 普通科は20%以内+特別枠5%定員の残りすべて
検査内容学力検査(必須)+ 面接・実技・学校独自検査など(学校による。例:開邦高校は特色選抜で数学などの独自問題+面接)
部活動・生徒会・資格などの実績も評価対象
学力検査(5教科300点)+ 面接 + 調査書
学力検査の扱い各教科60点のうち記述式(思考力)問題を除いた50点×5教科=250点満点で評価60点×5教科=300点満点で評価
向いている人部活・課外活動・資格に実績がある/その学校・学科への強い志望理由を語れるすべての受検生(特色出願者も自動的にこちらでも判定)

特色選抜は、なにを合計している?

満点や比重は学校ごとに違いますが、合計に使う「材料」は共通です。次の4つを、各校が公表する「選抜方法」の重みで合算します。

学力検査5教科。記述式を除いた50点×5=250点満点で見る。学校により倍率・傾斜あり
調査書(評定)通知表の評定からの内申点。中1〜中3の合計165点が土台
実績点英検などはここ部活・文化・生徒会・資格検定などを「実績ランク表」でランク化。表は学校ごとに違う
面接・学校独自検査・実技 など作文・小論文・実技を課す学校も。配点に含めない学校もある

合計の出し方(満点・比重)は学校ごと。だから同じ資格・実績でも、効き方は志望校しだいになります。

いっぽう一般選抜は

調査書(評定=内申点)+ 学力検査(60点×5=300点)+ 面接を、原則 5:5(4:6〜6:4の学校もあり)で評価します。
英検などの資格は、ここには加わりません。一般選抜で点になるのは「評定(内申点)」と「学力検査」だけ。実績点(ランク表)は特色選抜のためのしくみです。

※特色で届かなくても、同じ得点でそのまま一般選抜の判定に進みます。資格・実績を活かしたいなら特色選抜、評定と当日点で勝負するのが一般選抜、という関係です。

おなじ「特色選抜」でも、学校ごとにここまで違う

特色選抜の出願要件と配点は、高校ごとの設計です。前年度に公表された3校(いずれも普通科)の基準を、学校名を伏せて並べてみます。

A・B・C高校の実例をくらべる
A高校B高校C高校
出願できる人全教科の評定平均が4.0以上評定平均4.0以上+3年間、無届の欠席がない評定の合計が81以上で、評定「1」がない
学力検査375点
各教科の得点を1.5倍(学力重視型)
250点100点
250点満点を換算(調査書重視型)
調査書・実績185点
評定135点+活動実績50点
300点
部活・資格などの実績だけで145点。最も顕著な実績1つだけを申請
200点
評定100点+活動1分野100点(1つだけ申請)
面接10点
個人面接・1人5分程度

配点には含まれない
A〜Cの段階評価
志願者全員・5分程度
満点570点550点300点

学力検査の重みが「約3分の2」の学校から「約3分の1」の学校まで。実績は「いちばんの1つだけ」申請という学校もあります(賞状などの証明が必要)。※前年度の公表内容にもとづく例。校別の要項は毎年秋に更新されるので、出願前にかならず最新版を。

校別の要項を読むときのチェックポイントは4つ。① 出願できる条件(評定平均・評定「1」の有無・出席状況 など)/② 配点と比重(学力検査と調査書、どちらが重い?)/③ 実績の数え方(「いちばんの1つだけ」方式かどうか)/④ 当日の検査(面接・作文・実技・学校独自の問題 など)。数字は学校ごと・年度ごとに変わります。

数字でみる、直近の入試(令和8年度・2026年春)

1.18特色選抜の志願倍率
(志願4,857人÷募集4,101人)
0.95一般選抜の志願倍率
(志願13,750人÷募集14,484人)
約2割合格者にしめる特色選抜
(2,608人/12,660人)
3888学科2次募集を行った
学校・学科

倍率=志願者数÷募集人員。平均では1倍を下回り、「全員がふるい落とされる試験」ではありません。学校・学科ごとの倍率は学校データへ。※一般の志願者数は特色との併願をふくむ。出典:県教委の公表・県内報道(2026年2〜3月)。

④ 入試の流れ — 検査は1回、チャンスは最大3回

新制度のいちばんのポイントはここ。合格のチャンスが1回の受検で複数回ある構造になっています。

  1. 〜12月

    志望校を決める

    三者面談で特色選抜・一般選抜それぞれの出願先を固めます。特色と一般は別の高校でもOK。

  2. 1月下旬〜2月上旬

    出願・志願変更

    特色選抜と一般選抜にそれぞれ出願(令和8年度は2月2日・3日)。志願状況(倍率)の発表後、一般選抜だけ取り下げ・再出願(志願変更)ができます。特色選抜は出願後の変更ができません。

  3. 2月

    志願状況の公表 → 最終倍率の確定

    出願後、志願状況が公表され、最終的な志願倍率が確定します(令和8年度は2月17日に最終志願状況を公表)。

  4. 3月3日・4日

    学力検査・面接(2日間)

    全員が5教科と面接を受検します。特色選抜の実技・学校独自検査などもこの期間に実施します。この得点が、このあとの判定すべてに使われます。

  5. 1

    判定① 特色選抜

    CHANCE 1調査書+学力検査(250点換算)+面接・実績などで判定。合格すればここで決定!
  6. 2

    判定② 一般選抜

    CHANCE 2特色で届かなくても、同じ学力検査の得点で自動的にもう一度判定。調査書と学力検査等を原則5:5で評価します。
  7. 3月17日

    合格発表

    特色・一般の結果がまとめて発表されます。同じ日に、定員に空きが出た高校の2次募集情報も公開されます。

  8. 3

    2次募集(定員割れ校のみ)

    CHANCE 33月27日 空き定員のある高校に出願 → 面接など → 合格発表。新しい学力検査はなく、3月の学力検査の得点に面接・調査書を合わせて選抜されます(だから自己採点が役立ちます)。令和8年度は38校・88学科で実施。最後のチャンスです。

※日程は令和8年度(2026年春)実施分をもとにした目安です。次回(令和9年度・2027年春)の正式日程は沖縄県教育委員会の発表を必ずご確認ください。

⑤ 前の制度と、なにが変わった?

比較表(旧 → 新)
〜2024年春(旧)2025年春〜(新)
特別な選抜推薦入試
中学校長の推薦が必要
特色選抜
自己推薦。本人の意思で出願
学力検査推薦合格者は受けない全員が受ける
合格が決まる時期推薦は1月末ごろに早期内定特色・一般とも3月17日に発表
落ちた場合推薦不合格→一般入試を受け直す特色不合格→同じ得点で一般選抜の判定へ自動移行
出願先特色と一般で別の高校に出願してもよい

変更の背景:旧制度では推薦が「早期合格の手段」になりやすく、合格内定後に学習意欲が下がる・中学校ごとに推薦基準が違うといった課題が指摘されていました。新制度は「全員が学力検査を受けたうえで、個性や意欲もきちんと評価する」しくみです。

4/9|内申点計算

内申点シミュレーター

通知表の評定(5段階)をタップするだけ。まだ評定が出ていない学年は空欄でOK——入力した分から見込み点を自動計算します。途中の学年でも、一部の教科だけでも大丈夫。

学年末(最新)の評定を選んでください1 ← → 5
いま確定している内申点
0
入力した教科ぶんの合計(実技は×1.5済み)
卒業時の見込み内申点(165点満点)
/165
未入力の教科を、入力済みの平均評定で埋めた場合の予測
評定を1つ入力すると、ここにあなたへのメッセージが表示されます。

めやす:オール2=66点/オール3=99点/オール4=132点/オール5=165点。学期中は直近の通知表の評定で計算してOK(最終的には学年末の評定が使われます)。

この内申点で合格判定へ →
5/9|合格判定

志望校 合格判定

内申点(上のツールから自動で引き継ぎます)と、わかれば模試の偏差値を入れて、志望校を選ぶだけ。模試の偏差値を入れると合格可能性(%)が出ます。偏差値がなくても、前年の実合格率や合格者の内申で位置をつかめます。

内申点か偏差値のどちらかと、志望校を選ぶと判定が表示されます。

「偏差値」はどこで測る?──沖縄の2大模試

学校の実力テストとは別に、県内全体の中での現在地(偏差値)がわかる模試があります。沖縄の中3向けには、大きく2つの定番模試があります。

その1

沖縄県統一プレ入試

主催:誠伸社(せいしんしゃ)|通称「プレ入試」

  • 30年をこえる蓄積データ。県内でも最大級の母集団(受験者数)
  • 本番は秋〜冬を中心に複数回(おおむね9月・12月・1月、2月初めに総仕上げの「ファイナル」)。春〜夏には腕試しの「チャレンジ」もあります
  • 本サイトの合格基準・合否データは、このプレ入試の追跡調査がもと。下の判定にいちばん正確に合います
その2

おきなわ県模試

主催:教育開発出版|通称「県模試」

  • こちらも受験者が多く、受験生のおよそ3人に1人が受けるとされる定番
  • 本番は夏から冬にかけて複数回。1・2年範囲も計画的に出題され、入試と同じ形式(リスニングつき)で実戦練習できます
  • 中部地区を中心に採用する塾が多い印象。プレ入試より平均点はやや低めの傾向といわれます

📍 どこで受ける?──まずは「お近くの塾」へ

どちらの模試も、申し込みの多くは学習塾や学校を通じた団体受験です。塾が窓口(代理店)となって、塾の生徒でなくても受けられる「外部受験」を受け付けていることがよくあります。

受けたい場合は、お近くの学習塾に「外部受験できますか?どちらの模試を扱っていますか?」と問い合わせてみるのがいちばん確実です。塾によって扱う模試(プレ入試/県模試)がちがうので、両方の取り扱いを聞いてみるとよいでしょう。最新の日程・申込方法・会場は、各模試の主催元や塾の案内で必ず確認してください。

※ このサイトは特定の塾をすすめるものではありません。どの塾・どちらの模試であっても、早めに一度受けて「いまの現在地」を知ることが、受験生にとっていちばんの第一歩です。

本サイトの判定はプレ入試の偏差値に合わせて作っています。県模試の偏差値でもおおまかな目安になりますが、受験者の集団がちがうため数値が少しずれることがあります。どちらも信頼できる定番模試です。

6/9|学校データ

県立高校データ一覧

合格基準(80%合格ライン)の偏差値・内申点と、志願倍率の一覧です。

かんたんに言うと

基準の偏差値・内申は合格可能性80%ライン倍率1.0未満(定員割れ)の学校も多い。数値の見出しをタップで並び替えできます。

校区(通学区域)チェッカー

普通科には「学区」があります。お住まいの市町村名を入れると、校区内の普通科と、特例で受けられる高校がわかります。

学区のルールまとめ(10%枠・県全域になる場合)
  • 学区は保護者の住所(生活の本拠地)で決まります。出願時に住民票謄本などで確認されます。
  • 学区外の高校にも、その高校の定員の10%以内なら出願・入学できます(学区内からの志願者が定員の90%に満たない場合は、10%を超えて入学できることもあります)。
  • 普通科以外(専門学科・総合学科)は県全域。どこに住んでいても出願できます。
  • 普通科でも南風原高校(郷土文化コース)・真和志高校(クリエイティブアーツコース)・小禄高校(芸術教養コース)は県全域です。
  • 2次募集は普通科も県全域になります(定員に達しなかった場合の再募集)。
  • 入学までに学区外へ引っ越すことが確実な場合は、移転先の学区の高校に出願できる特例があります(学区外高等学校入学志願書+移転を証する書類)。

出典:沖縄県立高等学校の通学区域に関する規則(平成16年県教育委員会規則第7号・改正反映)。最新の区域は県の入試情報ページの「通学区域に関する規則」「全日制普通科の通学区域」で確認できます。

倍率=志願者数÷募集人員。1.00以上=募集人員より志願者が多い1.00未満=定員割れ。数値の見出しをタップすると並び替えできます。

高校・学科基準
偏差値
基準
内申
特色
募集枠
倍率
特色
倍率
一般

このデータの出典と注意点

基準の偏差値・内申点は合格可能性80%ライン、合否データは受験者の平均値です(出典:沖縄県統一プレ入試 2025年度〈令和7年度〉追跡調査結果)。得点は特色=250点満点(記述式を除く)・一般=300点満点、「—」は集計なし。「準備中」の学科は追跡調査データが未取得のため、基準値・倍率を「—」で表示しています(実データが届きしだい掲載します)。各学科の定員・特色選抜の募集枠・一般選抜の比重は、県教育委員会の公表一覧(令和7年度・2025年春実施分)にもとづく実データです。学校・学科を優劣や序列で分類する意図はなく、志望校選択の参考として整理しています。出願にあたっては必ず県教育委員会・各校の最新の公式発表をご確認ください。

7/9|私立高校

私立高校という選択肢

沖縄の高校受験は県立が中心ですが、私立を組み合わせると受験の設計が変わります。基礎だけを、正確に。

かんたんに言うと

高校から入れる私立は実質3校。県立より先に結果が出ます。

県立私立
入試の時期3月3日・4日に学力検査・面接(特色・一般は同じ検査で判定)12月に出願 → 1月を中心に入試(学校・方式により2月実施も)
試験科目5教科(国・数・英・理・社)+面接多くが3教科(国・数・英)。沖縄尚学・興南・沖縄カトリックはいずれも3教科です(推薦や模試利用方式は科目が異なることも)
出願のしかた特色選抜+一般選抜をセットで出願専願/併願を選んで出願。同じ学校を複数回受験できる方式を持つ学校も
結果のタイミング3月17日に合格発表県立の学力検査より前に合否がわかる → 私立を押さえてから県立に挑める
学費授業料は実質無償(2025年〜・所得制限なし)2026年度から所得制限なしで年45万7,200円まで就学支援金(対象は授業料。入学金・施設費等は自己負担)。「私立=高い」のイメージは変わりつつある。特待生制度を持つ学校も

私立を併願するなら:入学金の「延納・返還」を確認

私立に合格すると、ふつう入学金などの納入が必要です。ただし学校によっては、県立の合格発表まで納入を待てる「延納」や、入学しなかった場合の「返還」の制度があります。県立が第一志望で私立を併願するなら、延納・返還の有無と期限を各校の募集要項で必ず確認しておくと、二重払いや締切のトラブルを防げます。

  • 沖縄尚学高校那覇市
    国公立大・医学科や海外大を目指す進学校(中高一貫+高校募集)。高校からは5コース制(難関大・国公立大医学科/尚学パイオニアα/尚学チャレンジャー/国際文化科学〔IB〕/尚学パイオニアβ〔旧体育〕)。
    入試のしくみ・科目

    入試のしくみ推薦入試(11月ごろ)と一般入試があり、一般入試はさらにA方式(12月ごろ)とB方式(1月ごろ・模試の成績を利用)に分かれます。一般は専願(合格したら入学)と併願(県立などと併願可)を選べます。Web出願。残念でも「再受験」のしくみあり。

    科目推薦・一般A方式は3教科(国語・数学・英語)の筆記。県立の5教科とちがい3教科なのが特徴です。B方式は模試(プレ入試・県模試など)の成績を使います。面接の有無は方式・コースで異なるため募集要項で確認を。

    志望コースの基準に届かなくても、ほかのコースの基準に達していればそのコースで合格になるスライド合格あり。成績優秀者には入学金・授業料を給付する奨学生(特待生)制度も。最新の募集要項で必ず確認を。

  • 興南高校那覇市
    甲子園春夏連覇でも知られる進学校(中高一貫+高校募集)。高校からは特別進学・総合進学(2026年度は「スーパー特進」も新設)。フロンティアコースは中学入学のみ。
    入試のしくみ・科目

    入試のしくみ推薦入試一般入試があり、専願・併願を選べます。一般入試は前期・中期・後期と複数回のチャンスがあり、前期が残念でも次の回に再チャレンジできます。特別進学は大学共通テスト受験を見すえたコース、総合進学は部活動との両立を重視するコースです。

    科目前期・中期・後期は3教科(国語・数学・英語)の学力試験で、英語にはリスニングがあります(県立の5教科とちがい3教科)。推薦入試は学力試験ではなく、調査書と面接による選考が中心です。

    コースや回ごとに試験日・出願期間がちがいます。最新の高校募集要項で必ず確認を。

  • 沖縄カトリック高校宜野湾市
    キリスト教精神にもとづく少人数の共学校(中高一貫+高校募集)。
    入試のしくみ・科目

    入試のしくみ推薦入試(中学校長の推薦)と一般入試があり、専願・併願を選べます。一般入試は前期・後期など複数回のチャンスがあります。Web出願で、推薦書・調査書などを提出します。

    科目3教科(国語・数学・英語)の筆記です(県立の5教科とちがい3教科。英語に力を入れている学校で、GTECを全員受験します)。面接の有無は方式・年度で変わることがあるため、高校募集要項もあわせて確認を。

    募集人数・試験日・科目は年度で変わります。最新の高校募集要項で確認を。

  • 昭和薬科大学附属高校浦添市
    完全中高一貫校のため、高校からの募集は行っていません(入学は中学受験のみ)。
  • 通信制高校という選択肢県内各地
    通学日数やオンラインの度合いを選べる学校です。入学の時期・出願のしくみは県立全日制の入試とは別。
    県内で選べる通信制の一覧

    通信制の「入学」は、全日制とはかなりちがいます。多くの学校は学力検査(5教科の点数勝負)ではなく、書類選考や面接が中心。「なぜこの学校で学びたいか」を見られることが多く、入学のチャンスは年に何回かあります(4月入学のほか、10月入学などを設ける学校も)。下に学校ごとの目安をまとめますが、制度は毎年変わるので、最終的には必ず各校の募集要項で確認してください。

    ① 県立(通信制課程)

    泊高校 通信制課程那覇市

    県立の通信制。レポート提出と、日曜などのスクーリング(登校授業)で単位を積み上げます。学費が公立水準でおさえられるのが大きな特徴。

    入学のしくみ県教育委員会の通信制課程 入学者選抜にそって出願します(全日制とは別日程・例年春に出願→選考)。出願書類のほか、状況により作文・面接など。秋に学校説明会があります。

    宜野湾高校 通信制課程宜野湾市

    中部の県立通信制。泊高校と同じく県の通信制課程として、レポートとスクーリングで学びます。

    入学のしくみ泊高校と同じ県の通信制課程 入学者選抜にそって出願・選考します。日程・方法は県教育委員会の発表で確認を。

    ② 私立・県内に本校がある通信制高校

    N高等学校うるま市

    学校法人 角川ドワンゴ学園の通信制。ネット中心で学ぶ「ネットコース」と、キャンパスに通う「通学コース」などがあり、学び方を選べます。

    入学のしくみWeb出願。ネット中心のコースは書類選考、通学コースは書類選考+面接・筆記など、コースで選考が変わります。新入学は4月のほか、出願の受付期が年に複数回あります。

    つくば開成国際高校那覇市

    那覇に本校を置く私立通信制。一人ひとりの学習計画に合わせて、登校日数を選びながら卒業を目指せるタイプ。

    入学のしくみ書類選考と面接が中心(学力試験で大きくふるい落とす形ではありません)。出願時期や必要書類は募集要項で確認を。

    ヒューマンキャンパス高校名護市(那覇に学習センター)

    本校は名護市。専門分野の学習(声優・イラスト・ビューティーなど)と高校卒業を両立できるコースが豊富。那覇にも通える拠点があります。

    入学のしくみ書類選考・面接が中心。希望コースによって出願の流れが異なるため、説明会・募集要項で確認を。

    八洲学園大学国際高校本部町

    本部町に本校を置く私立通信制。自分のペースで学べる単位制で、登校型・在宅型などを選べます。

    入学のしくみ書類選考・面接が中心。出願時期・方法は募集要項で確認を。

    瑞穂MSC高校石垣市

    石垣市に本校を置く私立通信制(2023年開校)。離島からも学びやすいオンライン活用型。

    入学のしくみ書類選考・面接が中心。新しい学校のため、最新の募集要項・問い合わせで確認を。

    エナジックスポーツ高等学院名護市

    スポーツに力を入れた学び方ができる通信制(広域通信制と連携)。競技と高校卒業の両立を目指す人向け。

    入学のしくみ書類選考・面接が中心。競技実績などを見る場合もあります。詳細は学院に問い合わせを。

    ③ 県外に本校がある通信制高校の県内キャンパス

    飛鳥未来きずな高校 沖縄キャンパス那覇市

    三幸学園グループの広域通信制。登校日数を「週1〜5日」などから選べる自由度の高さが特徴。本校は宮城県。

    入学のしくみ書類選考・面接が中心。新入学は4月のほか転入・編入の受付もあります。出願時期は募集要項で確認を。

    未来高校 沖縄学習センター那覇市

    本校は高知県の広域通信制。沖縄の学習センターに通いながら、自分のペースで単位を取れます。

    入学のしくみ書類選考・面接が中心。出願時期・方法は学習センターや募集要項で確認を。

    明誠高校 沖縄中央SHIP沖縄市

    本校は山口県の広域通信制。沖縄市の拠点(SHIP)に通って学べます。

    入学のしくみ書類選考・面接が中心。出願時期・方法は拠点や募集要項で確認を。

    ※このほかにも県内に拠点を設ける広域通信制があります。開校・移転が多いため、最新情報は各校サイトで確認してください。

    ④ サポート校

    サポート校は、それ自体は「高校」ではありません。提携する通信制高校に在籍しながら、勉強や生活面のサポートを受けて卒業を目指す“塾のような”存在です。卒業証書を出すのは、あくまで在籍する通信制高校になります。

    トライ式高等学院那覇市内

    家庭教師のトライ系のサポート校。マンツーマン指導で、提携通信制高校の卒業を支えます。

    入学のしくみ面談・書類が中心。入学時期は柔軟。提携する通信制高校がどこかを必ず確認してください。

    沖縄エンカレッジ高等学院沖縄市

    沖縄市のサポート校。少人数で、提携通信制高校の卒業をサポートします。

    入学のしくみ面談・書類が中心。入学時期は柔軟。卒業証書を出す通信制高校を確認してください。

    学費・通学スタイル・卒業までの仕組みは学校ごとに大きくちがいます。説明会や個別相談で、実際に話を聞いてから決めるのがおすすめです。とくにサポート校は「在籍する高校(卒業証書を出す学校)はどこか」を必ず確認してください。ここに書いた入学のしくみは目安で、年度によって変わります。

※私立は倍率・合格基準のまとまった公表が少ないため、本サイトのデータベース(合格判定・学校一覧)は県立のみを対象にしています。日程・募集内容は年度で変わります。必ず各校の最新の募集要項をご確認ください。

8/9|お金のこと

お金のこと──学費と、使える支援

「無償化」で授業料の負担は大きく減りました。でも、入学のときにかかるお金は別。知らないと損をする支援制度もあわせて、正確に。

かんたんに言うと

授業料は実質無償。でも制服・教科書・端末などは自己負担。低所得世帯には返さなくていい給付金もあります。

① 授業料は「実質無償」(2026年度〜・所得制限なし)

2026年4月から所得制限が撤廃され、世帯の年収にかかわらず授業料ぶんの就学支援金が出ます。上限は公立 年11万8,800円・私立 年45万7,200円。支援金は学校が受け取って授業料に充てるため、原則として家庭の立て替えはありません。

※対象は授業料のみ。入学金・教材費・制服代などは含まれません。私立で上限を超える授業料の学校では、差額は自己負担です。受けるには申請が必要(学校から案内があります)。出典:文部科学省「高等学校等就学支援金制度」。

② 授業料が無償でも、入学時にかかるお金

授業料が0円でも、入学のタイミングでまとまった実費がかかります。おもなものは 制服・体操服/教科書・副教材/学用品/タブレット端末(学習用PC) など。とくに学習用の端末は、各家庭で用意・購入する学校が増えています

金額は学校によって大きく異なります。具体額は合格後の説明会や入学案内で必ず確認を。費用の見通しが立てづらいときは、下の給付金や、市町村・各校の支援制度も調べてみてください。

③ 返さなくていいお金「高校生等奨学給付金」

住民税が非課税の世帯・生活保護の世帯などを対象に、授業料以外の教育費(教科書・教材・学用品・通学用品・PTA会費・入学時の学用品 など)に使える、返済不要の給付金です。沖縄県の制度で、あとで返す「奨学金(貸与)」とはちがい、返す必要はありません。

  • 金額は世帯の区分・公私・全日/定時/通信・子どもの人数で変わります(国公立・全日制で年33,500円を基本に、世帯によってはこれより大きくなります)。
  • 申請は在籍する高校を通して(例年7月ごろ)。新入生は4〜6月分を前倒しで受け取れる場合があります。
  • 授業料の就学支援金(①)とは別の制度で、両方を受けられます。

対象の細かい条件・金額・申請方法は年度で変わります。最新は沖縄県「奨学のための給付金(高校生等奨学給付金)」で確認してください。

9/9|よくある質問

よくある質問

生徒本人からも、家の人からも、よくいただく質問をまとめました。

さきに「ことばの意味」をかんたんに
内申点通知表の成績を点数にしたもの。沖縄は3年分で165点満点
評定通知表の「1〜5」の数字
偏差値テストでの自分の位置。50がちょうど真ん中
倍率志願者数÷定員。1.00より大きい=定員より人が多い
出願「この高校を受けます」と正式に申し込むこと
志願変更出願したあとに高校を変えること(一般選抜だけOK)
定員割れ志願者が定員より少ないこと。2次募集につながる
特色選抜推薦のかわりに始まった、自分の意思で出願できる選抜
Q1内申点は何点満点? どう計算するの?

165点満点です。9教科の5段階評定のうち、実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)を1.5倍して計算します。1学年あたり「5教科25点+実技30点=55点」、これが中1〜中3の3年分で165点。内申点シミュレーターで評定から自動計算できます。

Q2新制度はいつから? なにが変わったの?

2025年春の入試(2025年度入学者選抜)からです。いちばん大きな変化は、推薦入試が「特色選抜」に変わったこと。校長推薦が不要になり、全員が学力検査を受けるようになりました。詳しくは仕組みの解説へ。

Q3特色選抜は誰でも出願できる?

校長推薦は不要で、本人の意思で出願できます。ただし高校・学科ごとに平均評定や出席状況などの出願要件が設定されている場合があります。志望校の募集要項(毎年秋に公表)を必ず確認しましょう。なお特色選抜だけの受験はできず、一般選抜とセットで出願します。

Q4特色選抜で落ちたら終わり?

終わりではありません。特色選抜で不合格でも、同じ学力検査の得点で一般選抜の判定に自動的に回ります。さらに定員に空きが出た学校では2次募集も行われるため、チャンスは最大3回あります。

Q5特色と一般で、別の高校に出してもいい? 第2志望は?

出せます。たとえば「特色選抜はA高校、一般選抜はB高校」という出願が可能です。さらに一般選抜では、同じ高校に学科が複数ある場合、別の学科を「第2志望」にできます(第1志望の学科が不合格でも、第2志望の学科で合否を判定)。ただし第2志望にできるのは同じ高校の中の学科だけ。別の高校を第2志望にすることはできません。

Q6内申点と当日点、どっちが大事?

一般選抜では原則5:5。どちらも同じくらい大事です。ただし一部の高校は4:6(学力重視)などに変更しており、学校ごとの比重一覧が毎年県教育委員会から公表されます。内申は3年間の積み重ねなので、早く始めるほど有利です。

Q7中1・中2の成績って関係あるの?

大いに関係あります。沖縄県は3学年すべて同じ重みで内申点を計算するので、中1の評定も中3とまったく同じ価値。逆にいえば、中1・中2で思うように取れていなくても、残りの学年と当日点でじゅうぶん巻き返せる設計です。

Q8倍率はいつわかる? 志願変更はできる?

倍率1.0を超えた学科の人だけ・1回だけ動けます。

出願締切後(例年2月上旬)に初回の志願状況(倍率)が公表され、その後に志願変更(取り下げ・再出願)の期間があります(令和8年度の最終志願状況は2月17日公表)。ただし志願変更には条件があります。県の実施要項では、志願変更できるのは「出願した学科の志願者数が募集定員を超えた(倍率1.0超)」人で、しかも抜けても定員を下回らない範囲に限られます。つまり出願先が定員ちょうど・定員割れだと、原則ほかの学校・学科へは志願変更できません。「人気が集中して漏れそうな人が、より入りやすい学科へ移る」ための制度だからです。例外として、第2志望(同じ高校の別学科)の取消・追加は倍率に関わらずできます。志願変更は一般選抜のみ(特色選抜は不可)、動けるのは初回倍率を見たこの1回だけです。

Q9定員割れの高校はどうなる? 定員割れなら必ず受かる?

定員割れ(倍率1.0未満)でも、必ず合格とはかぎりません。各高校・学科には合格の最低基準があり、それを大きく下回ると(当日点が極端に低い、調査書に重大な問題がある など)、定員割れでも不合格になることがあります(「定員内不合格」)。だからこそ、合格者が定員に満たなかった高校・学科では2次募集が行われます。実施校は合格発表の日に公表され、出願→面接等→合格発表という流れです。令和9年度の合格発表は3月27日(土)。令和8年度は38校・88学科で実施されました。定員割れは合格の可能性がぐっと上がるのは確かですが、最低限の準備は必要です。

Q10このサイトの判定は当たるの?

判定はあくまで過去データにもとづく「めやす」です。実際の合否は当日の得点・面接・各校の選抜方法など多くの要素で決まります。学校や塾の進路指導とあわせてご活用ください。

Q11私立高校は受けたほうがいい?

沖縄の全日制私立で高校から入学できるのは実質3校(沖縄尚学・興南・沖縄カトリック。昭和薬科大附属は高校からの募集なし)。入試は県立より早く、専願・併願を選べます。県立の学力検査より前に結果が出るため、「私立を押さえてから県立に挑む」という組み立てができます。くわしくは私立高校の解説へ。

Q12欠席日数が多くても県立高校は受験できる?

受験そのものは可能です。調査書の扱いや選抜での配慮は状況・学校によって異なるため、中学校の先生と志望校への早めの相談が大切です。全日制のほかに定時制・通信制という進路もあります(県内の一覧)。ひとりで抱えず、第三者を交えて作戦を立てるのがおすすめです。

Q13発達障害など特性がある場合、検査で配慮してもらえる?

沖縄県には「学力検査等の配慮願い」という事前申請の制度があり、在籍する中学校を通して手続きします。申請の時期・必要書類が決まっているため、夏〜秋のうちに学校へ相談しておくと安心です。

Q14英検を持っていると加点される?

県内ぜんぶの高校に共通する「英検◯級=何点加点」という仕組みはありません。ただし「効果がない」のではなく、多くの県立高校が特色選抜の「選抜方法」や「実績ランク表」で、英検・漢検・数検などの扱いを級ごとに公表しています(上の級ほど高いランク=実績点になります)。注意したいのは2点。①表は学校ごとに違う(同じ級でも評価が変わる)。②一般選抜では原則として実績点はつかない(評定=内申点で見る)ので、資格が効くのは主に特色選抜と私立入試です。「どの級を・いつまでに・何のために取るか」を、志望校の選抜方法から逆算して決めましょう。

Q15学区(通学区域)はあるの?

普通科には通学区域があり、区域外の高校へは定員の10%以内の枠で入学できます。専門学科・総合学科は県内のどこからでも受験可能です。詳しくは県の「通学区域に関する規則」をご確認ください。

Q16学力検査の平均点はどれくらい?

5教科合計(300点満点)で、例年おおむね140〜160点台です(2025年3月実施は162.5点)。教科ごとの平均は日程・配点のセクションに年度別でまとめています。半分とれれば、ほぼ真ん中という規模感です。

Q17自分の点数は、あとでわかる? 自己採点はしたほうがいい?

点数は本人に知らされません。だから自己採点がおすすめ(とくに2次募集で効きます)。

学力検査の点数は、本人には知らされません(発表されるのは「合格・不合格」だけ)。そのため、本番中に自分の答えを問題用紙に控えておき、試験のあとに新聞(沖縄タイムス・琉球新報)や塾の解答速報などで出る問題と正答と照らし合わせて、自分で採点しておくのがおすすめです。これは特に2次募集で効いてきます。2次募集は学力検査をやり直さず、3月に受けた得点に面接・調査書を合わせて選抜するため、自分の点数の見当がついていないと「どの学校なら届きそうか」を選べません。合格発表(3月17日)を待つあいだに自己採点しておくと、2次募集(〜3月27日)にすぐ動けます。なお、点数を正式に知りたい場合は沖縄県個人情報保護条例にもとづく開示請求の制度がありますが、可否や手続きは在籍する中学校・県教育委員会で確認してください。

Q18入試の日程はいつ?

令和9年度(2027年春実施)は、学力検査・面接が3月3日(水)・4日(木)、一般選抜の合格発表が3月17日(水)、第2次募集の合格発表が3月27日(土)です。ページ先頭のカウントダウン年間スケジュールで「いま何をする時期か」も確認できます。

Q19当日の持ち物は?

HB以上の濃さの黒鉛筆またはシャープペンシル(和歌・格言などが印刷されたものは不可)、プラスチック製の消しゴム定規(三角定規も可)とコンパス。分度器・分度器機能つき定規・三角スケールは使えません。時計は机に置けますが、通信機能のある端末類は不可。くわしい一覧は日程のセクションにまとめています(令和8年度実績)。

Q20全日制のほかに、通信制という選択肢はある?

あります。県立では泊高校(那覇市)と宜野湾高校に通信制課程があり、私立では県内に本校を置く通信制高校が6校(N高等学校・つくば開成国際・ヒューマンキャンパス・八洲学園大学国際・瑞穂MSC・エナジックスポーツ高等学院)あります。県外に本校がある学校のキャンパスも那覇市などに(例:飛鳥未来きずな高校 沖縄キャンパス)。入学の時期・出願のしくみは県立全日制の入試とは別です。私立高校のセクションに一覧をまとめています。

Q21過去問はどこで手に入る? いつから解けばいい?

県立入試の過去問題集は、複数の出版社・団体から発売され、県内の書店で手に入ります。発売の時期は出版社によってまちまちなので、最新年度版が出たら早めに確保しておくと安心です。選ぶときに、いちばん差が出るのは解説のくわしさです。答えだけが載っているものより、「なぜその答えになるのか」「この問題のポイントは」「一緒に覚えるべき用語や公式」まで書かれているものを選ぶと、ひとりで解き直すときの伸びがちがいます。書店で中身を見くらべて選ぶのがおすすめです。手に入れたら本番と同じ時間を計って解くと、出題の形式・分量・時間配分に慣れられます。新聞(沖縄タイムス・琉球新報)や塾の解答速報は、本番後の自己採点に役立ちます(くわしくはQ17)。

補足

数字にならない、合否を分ける要素

判定は、志望校との「距離」を測る道具。最後を分けるのは、数字にならない個別の要素です。気になるものだけ、タップでひらいて読めます。

面接は「全員」にある

沖縄県立高校入試は、一般選抜でも全員が面接を受けます(学力検査と同じ2日間で実施)。重み・扱いは学校ごとに異なり、校別の基準では「個人面接・1人5分程度」「観点は応答内容・態度・言葉遣いなど」と公表する学校もあります。型どおりの練習よりも、「なぜこの学校か」を自分の言葉にしておくことが本体です。

特色選抜は、学校ごとに「別物」

各校が「求める生徒像」「重視する観点」を公表し、出願要件・検査内容(面接・作文・実技など)・募集枠の割合まで学校ごとに違います(3校の実例)。毎年秋に県教委から一覧が出ますが、「この学校では、なにが・どれくらい効くのか」の読み込みは、かなり個別的な作業です。

内申の「つくられ方」が変わった

通知表はいま、3つの観点(知識・技能/思考・判断・表現/主体的に学習に取り組む態度)で評価されます。提出物・授業での取り組み・振り返り・小テストの積み重ねが評定に直結。県内では定期テストを廃止・縮小して単元テストに切り替える中学校も出てきており、「テスト前だけ頑張る」型は通用しにくくなっています。以前のイメージのままだと、対策がずれてしまいます。

欠席が多い・学校に行きづらい

受験できなくなるわけではありません。調査書の扱いや選抜での配慮は状況・学校によって異なるため、中学校と志望校への早めの相談が大切です。全日制のほかに定時制・通信制も含めて進路を設計する、という選択肢もあります(県内の通信制の一覧)。

発達障害などの特性がある

沖縄県には「学力検査等の配慮願い」という事前申請の制度があり、在籍する中学校を通して手続きします。申請の時期・書類が決まっているので、夏〜秋のうちに動いておくと安心です。

英検などの検定

県内ぜんぶの高校で「英検◯級=何点」と同じ、という決まりはありません。ただし「効果があいまい」なのではなく、多くの県立高校が特色選抜の「選抜方法」や「実績ランク表」で、英検・漢検・数検などの扱いを級ごとに公表しています(たとえば、2級・準2級・3級…と上の級ほど高いランク=実績点になる、という形)。表は学校ごとに違い、一般選抜では原則として実績点はつかない(評定=内申点で見る)ので、資格が効くのは主に特色選抜と私立入試です。「どの級を・いつまでに・何のために取るか」を、志望校の選抜方法から逆算して決めましょう。

級が同じなら、取りやすい検定を選ぶのも一つの手です。実績ランク表が「英検・漢検・数検の同じ級=同じランク」としている学校なら、得点上の価値は同じ。英語は4技能(読む・聞く・書く・話す)が問われるのに対し、漢検は日本語、数検は数学と、得意な1分野で級を取りにいける分、同じ級でも到達しやすいと感じる人もいます。ただし注意点として、英検の勉強は学力検査の英語にもそのまま効く(実績点と当日点の両取り)のに対し、漢検・数検は学力検査に直結しにくい。「ランクの取りやすさ」と「受験勉強にそのまま効くか」の両方で選ぶのがおすすめです。

ここから先は、一般論では答えが出ません。学年・状況・学校がひとつ違えば最適解も変わるので、中学校の先生など、状況をよく知る人に早めに相談してください。

※制度・運用は年度で変わることがあります。出願・申請の最終確認は、必ず県教育委員会・中学校・各高校の最新の案内で。

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